マイナンバー制度が始まります。

マイナンバーは、生涯変わらない12ケタの番号で、住民票があるすべての方に割り当てられるものです。国や市などが持つ個人情報を行政機関がマイナンバーで確認できるので、窓口での手続きが一部省けるようになるというものです。

マイナンバーは、行政を効率化し、国民の利便性を高め、公平かつ公正な社会を実現する社会基盤であり、期待される効果としては、大きく3つあげられます。

1.公平・公正な社会の実現

所得や他の行政サービスの受給状況を把握しやすくなるため、負担を不当に免れることや給付を不正に受けることを防止するとともに、本当に困っている方にきめ細かな支援を行えるようになります。

2.国民の利便性の向上

つめは、添付書類の削減など、行政手続が簡素化され、国民の負担が軽減されます。また、行政機関が持っている自分の情報を確認したり、行政機関から様々なサービスのお知らせを受け取ったりできるようになります。

3.行政の効率化

行政機関や地方公共団体などで、様々な情報の照合、転記、入力などに要している時間や労力が大幅に削減されます。複数の業務の間での連携が進み、作業の重複などの無駄が削減されるようになります。

マイナンバー制度の導入で、便利になる一方で、世間では不安視する声も聞かれますね。近い将来は、銀行預金にまでマイナンバーが紐付されるとかで、タンス預金が増えるのではという声も聞かれますね。また、マイナンバー制度の導入で、副業などされている方は、一目瞭然で課税の対象となってしまうようです。どちらにしても、国の制度で、来年1月1日スタートということです。不安や疑問をお持ちの方は、お住まいの市区町村でご確認ください。コールセンターが設置されている市区町村もあるようです。