最低気温が10℃を下回ったら要注意!“朝型肩こり”の原因と対策

今や国民病と言われる肩こりは、通年の健康の悩みですが、特に 11 月以降は注意が必要なのだそうです。一般的な肩こりは、“夕方感じる生活習慣性の肩こり”と“朝起きたときに感じる肩こり”があります。夕方の肩こりは、姿勢、PC、眼精疲労などが原因。一方、朝型の肩こりは、睡眠不良が原因ですが、気温の低下によって助長される特徴があります。そのため朝型の肩こりは、最低気温が 10℃を下回りはじめる時期から、特に注意が必要なのだそうです。

■就寝中の首と肩の血行不良予防で対策を

朝型肩こりの対策について、とにかく、就寝中の首と肩の血行不良を起こさないようにすることが大切なのだそうです。例えば首にゆるくタオルを巻いたり、肩に 1 枚タオルをかけて寝るだけでもそれなりの効果が期待できます。それでもとれない頑固な肩こりの方は、さらに皮内鍼や磁気治療器などを併用し、穏やかな刺激を与えることも、血行促進につながるので、効果が期待できるそうです。

また、日照時間の少なく雨が多い冷夏の年などは、湿度の高い状態が続き、皮膚から汗が蒸発しにくくなり、その汗がエアコンなどで冷えることで体が冷えてしまいます。そうなると夏でも、血行不良になり肩こりをはじめ、全身にこりを感じるようになるのです。つまり夏から肩こりを感じている人が多く、気温が低くなる 11 月くらいになると、例年よりも肩こりがひどくなる可能性があるのです。確かに、寒くなると肩こりを訴える人を見聞きしますよね。日ごろからきちんと対策をすることを心がけたいものですね。