緑茶を多く飲む人ほど、心臓の病気で死亡する確率が低いことが、国立がん研究センターの調査でわかったそうです。
国立がん研究センターが約9万人を対象に行った調査によると、心臓や脳などの病気で死亡する確率は、緑茶を1日5杯以上飲む人の場合、1日1杯未満の人よりも男性で13%、女性で17%低いことがわかったそうです。飲む量が多いほど死亡率が低いとのことです。がんによる死亡との関連はみられなかったが、心臓の病気で死亡する確率は、男女とも緑茶を飲む人ほど低く、男性では脳や呼吸器の病気の死亡率も下げているのだそうです。緑茶に含まれるカテキンやカフェインなどの成分が関係しているとみられているようです。
一方、コーヒーでは、1日3杯から4杯飲む人の死亡率は、まったく飲まない人より24%低く、5杯以上では死亡率の大きな低下は確認できなかったとのことでした。