★GERMAN★

24時間定期巡回訪問サービスの中川と申します。

 

遅くなりましたが、今年、サッカーW杯でドイツが優勝しましたね。

私は大会前からドイツが優勝すると言い切っていました。

そのことについて、生き証人はたくさんいます。

 

私はドイツという国が好きで、ドイツ人も好きで、あまり美味しくないことで有名なドイツ料理も好きです。

そして何よりも、ドイツビールが大好きです。

子どもの頃から“ゲルマン魂”という言葉も好きで、惚れ込んでいました。

 

私は英語を話せませんし、ドイツ語も全く知りませんし、日本語すらも危ういです。

そんな私ですが、2005年の7月に10日ほどと2007年の9月から10月にかけて2週間ほど、世界を股にかけて生きたことがあります。

イギリスに4日間居た以外は、ドイツ縦断の旅をしてまいりました。

初めての旅の時は新千歳空港と成田空港の間は順調だったのですが、成田空港とフランクフルト空港の間は恐怖の旅でございました。

11時間揺れる飛行機の中で大好きな映画を観ながらではありましたが、いつ落ちるんじゃないかとビクビクしながらのフライトでございました。

周りからは日本語以外の言葉が飛び交い……フランクフルトからハンブルクの間の飛行機の中では、隣に座ったアラブな感じの金色のアクセサリーをジャラジャラ付けた夫婦に、どこの言葉かはわからないのですが、おそらく「結婚してないのか?何回結婚したんだ?」と何度も話かけられてたような気がします。

ほんの1時間弱という短い時間が永遠のように感じられました。

英語もドイツ語も話せず、日本語も危うい私が、1人でドイツに行けたのには理由があります。

兄夫妻が当時、ハンブルクに住んでいたので、無事にその地まで辿り着ければ何とかなると思ったのです。

ままならない日本語だけで、世界を旅するほどの勇気を私は持っていません。

私の場合は、どのような場面でも1人で乗り越えられるような強い人間ではないので、必ず誰かに助けてもらっています。

感謝の気持ちを失った時点で、私の人生は終わると理解しております。

 

そんな思い出の詰まったパスポートも来年で有効期限が切れてしまいます。

行ったことのない地を旅すると自己覚知ができるので、国内とか国外ということは関係なく旅が好きというお話でございました。

 

長くなりましたが、最後に…

ドイツのアウクスブルクには、世界最古の民営福祉施設がありました。

アウクスブルクは傘で有名な街です。

あの天才作曲家モーツァルトのお爺ちゃんも入居したことのある施設です。

【フッゲライ】という名前の施設でした。

 1521年のヤコブ・フッガーさん という豪商が作った民間福祉事業です。

確か、管理費と光熱費を除いた家賃が数十円だったはずで……今、インターネットで調べてみると0.88ユーロということです。

0.88ユーロが日本円で幾らなのかという難しそうな話は置いておきまして…。

 

こういうことを創めた人は、真の福祉な人なんだろうなと思います。

過去にも現在にも未来にも、地球上には偉大な人物が大勢いますが、このフッガーさんもその一人であることは間違いありません。